バイクでのツーリングやソロキャンプに欠かせないのが、ツーリングテントです。コールマン、DOD、バンドックなど、多くのブランドからさまざまなモデルが販売されていますが、組み立て方や前室の有無などに違いがあり、選ぶ際に迷うことも多いでしょう。
そこで、今回はツーリングテントのおすすめ人気ランキングとその選び方を紹介します。軽量モデルやワンタッチタイプも登場しており、快適な居住空間を提供します。自分にぴったりのテントを見つけて、素晴らしいツーリング体験を楽しみましょう。
ツーリングテントとは?
4月から9月は、バイクや自転車でのキャンプツーリングに最適なシーズンです。荷物を積んで自由に走り、思い立った場所でキャンプを楽しむのは格別の体験です。キャンプツーリングに欠かせないのが「ツーリングテント」であり、特にツーリングに適したテントを指します。
最近では、よりコンパクトで携行性に優れたモデルも多く登場しています。本記事では、ツーリングテントの選び方について詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。快適なキャンプライフを送るためのポイントを押さえ、自分に合ったテントを見つけましょう。
ツーリングテントの選び方
ツーリングテントを選ぶ際に必ずチェックしておきたい「5つのポイント」をご紹介します。
1
まずは携行性を確認。重量は2~4kg、幅は50cm程度がベスト
ツーリングテントを選ぶ際は、重量は2~4kg、幅は50cmを目安にしましょう。一般的には2~4kgが標準ですが、機能性を持つモデルはこれを超えることもあります。小型や中型のバイクでは、この重さが走行に影響するため、重くても5kgまでを推奨します。また、収納時の幅も重要で、特にポールの長さが50cm以内であればほとんどのバイクの荷台に収まりますので、購入時にはポールの長さを確認してください。
最近では、約1kgの軽量テントも販売されているため、小型・中型バイクを使用する方にはこちらも検討する価値があります。例えば、人気のハンターカブの荷台幅は約41cmであり、50cm幅のテントであれば問題なく積載できます。ただし、道路交通法では積載物は荷台・カゴから30cm以内(左右15cm以内)に収める必要があるため、この点にも注意が必要です。
2
簡単に設営するなら、ワンタッチタイプがおすすめ
ツーリングテントは主に、組み立てるタイプとワンタッチタイプの2つに分類されます。
ワンタッチタイプの特徴
ワンタッチタイプのテントは、生地と骨組みが一体化しており、傘のように開くだけで簡単に設営できます。このため、設営を迅速に済ませたい方には特におすすめです。
メリット
- 迅速な設営: 設営時間が短いため、ツーリングの時間を優先したい方に最適です。
- 天候への対応: 手早く組み立てられるため、雨風による被害を最小限に抑えることができます。
デメリット
ただし、ワンタッチタイプには欠点もあります。もし破損した場合、修理が難しく、買い換えが必要になることがあります。この点を考慮し、自分のキャンプスタイルに合ったタイプを選ぶことが重要です。組み立てるタイプとワンタッチタイプ、それぞれの特徴を理解し、自分のニーズに最適なテントを見つけましょう。
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より携行性を重視するなら、組み立てタイプがおすすめ
携行性に優れている組み立てタイプは、さらに自立式と非自立式の2つに分けられます。それぞれの特徴を理解して、用途や目的に合ったものを選びましょう。
簡単に組み立てたいなら「自立式」
自立式ツーリングテントは、ポールのみで自立できる構造が特徴です。これにより、ペグや張り網で固定しなくても設営が可能で、初心者でも簡単に組み立てられます。ポールの組み立ては比較的簡単で、すぐに慣れるため、特にキャンプ初心者に適しています。
自立式テントは、ポールが多い分、非自立式テントよりも重量がある傾向がありますが、バイクや車での持ち運びを考慮すると、それほど気にならないでしょう17. さらに、キャノピー(ひさし)付きのテントの場合、一般的には専用のキャノピーポールを使用して設営しますが、バイクにロープで結び付けて設営することも可能です。この場合、ポールを持参する必要がなくなります。
特に大型のキャノピーはミニタープとしても利用できるため、ツーリングに非常に便利です。これにより、日差しや雨からの保護を提供しつつ、キャンプ場での快適さを向上させることができます。自立式テントは、その利便性と多機能性から、多くのキャンパーに支持されています。
荷物を最小限に抑えたいなら「非自立式」
非自立式テントは、ポールを支柱にして張り綱を使うことで初めて立体的な形状になります。そのため、ペグダウン(地面にペグを打ち込むこと)や張り網が必須であり、設営場所が限られるのが特徴です。
一方で、パーツが少ないため、自立式テントと比べて軽量かつコンパクトに収納できる商品が多く、持ち運びの荷物を最小限に抑えたい方には特におすすめです。非自立式テントは、設営の際に地面の状況を考慮する必要がありますが、ペグをしっかり打てる場所であれば安定性が高く、居住性も良好です。
このように、非自立式テントは軽量さとコンパクトさを重視するキャンパーに適した選択肢と言えます。
4
快適さを左右するテントの構造もチェックしよう
ツーリングテントの主な種類は、シングルウォール(一重構造)とダブルウォール(二重構造)。それぞれに利点と欠点があるため、用途や目的に合わせて選びましょう。
携行性を重視するなら「シングルウォール」
シングルウォール(一重構造)は、テントの壁が防水・透湿機能を備えた生地1枚のみで作られているモデルです。軽くてコンパクトなのが最大の特徴で、荷物が多い場合でもスペースをとることなく持ち運びが可能です。
一方で、雨や結露に弱いため、使用する時期や環境を選ぶタイプのテントと言えるでしょう。このタイプは前室がないため、荷物を置くスペースを確保できません。さらに、外気温の影響も受けやすいため、使用する際は当日の気温を確認し、使用するかどうかを決めるとよいでしょう。
このように、シングルウォールテントは軽量で持ち運びやすい反面、環境に対する配慮が必要なテントです。選ぶ際には、自分のキャンプスタイルや行く場所に応じて慎重に検討しましょう。
快適な過ごし心地を求めるなら「ダブルウォール」
ダブルウォール(二重構造)は、内側のインナーテントと外側のフライシートからなるタイプです。この構造により、外気温がテント内部まで直接伝わりにくく、真夏や真冬でも過ごしやすいという特徴があります。ほとんどのモデルは季節を問わず使用可能です。
特徴と利点
- 通気性: インナーテントがメッシュ仕様の場合、風通しが良く、真夏のキャンプでも比較的涼しく過ごせます。
- ベンチレーション: テントのベンチレーション(換気口)の数や大きさも重要です。大きなベンチレーションが複数ついていることで、より通気性が高まります。
- 前室の存在: 生地が2枚になった分だけ重量は増しますが、外とテントの間に前室を作ることが可能です。靴を脱いだり荷物を置いたりするスペースとして利用でき、快適に過ごせます。
注意点
ダブルウォールテントは、シングルウォールテントに比べて設営に手間がかかることがありますが、その分快適さや居住性が向上します。特に、結露対策や悪天候時の耐久性に優れているため、多くのキャンパーに支持されています。
このように、ダブルウォールテントはその構造によって多くのメリットを提供し、キャンプをより快適に楽しむための選択肢となります。
5
不意の雨にも対応した防水加工がされたものを選ぼう
不意の雨に備えるなら、防水加工が施されたテントを選びましょう。防水加工のテントには耐水圧(mm)が示されており、数値が高いほど防水性が高いといえます。
<耐水圧と雨量の目安>
- 500mm=小雨
- 1,000mm=普通の雨
- 1,500mm=強い雨
耐水圧が1,000mm以上のものであれば、ほとんどの状況に対応できるため、この数値を基準に選びましょう。
1位
キャンパルジャパンogawa | ステイシーST-2 ツーリングテント
最安価格/34,900円
色/カーキ×レッド
サンドベージュ×ダークブラウン
コンパクト収納だけど前室ひろびろ!親子3人でも過ごせる
前室が広く、コンパクトに収納できるテントは、特にキャンプやツーリングに最適です。以下の特徴が挙げられます。
- 広い前室: 前室は靴置きや荷物の収納スペースとして非常に便利です。これにより、テント内を快適に保つことができます。
- 汚れにくいファスナー: サイドのファスナーはゴム付きで、汚れが付きにくくなっています。これにより、使用後の手入れも簡単です。
- 優れた通気性: ベンチレーションの内側にはメッシュ素材が使用されており、虫やプライバシーを気にすることなく外気を取り込みやすくなっています。これにより、快適な空間を保ちながら、風通しも良好です。
快適さと機能性を兼ね備えたテントで、楽しいキャンプ体験を実現しましょう。
重量 | 3.9kg(付属品除く) |
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設営方式 | |
展開時の幅 | 300cm |
フライ耐水圧 | 1800mm |
展開時の高さ | 130cm |
展開時の奥行 | 230cm |
収納時の幅 | 不明 |
収納時の奥行 | 不明 |
収納時の高さ | 不明 |
ウォール | ダブル |
防水加工 | 不明 |
2位
Newell BrandsColeman | ツーリングドーム ST | 2000038141
最安価格/14,200円
コンパクトなのに広々空間で、前室も完備
コンパクトで移動に便利なソロテントで、以下の特徴があります。
特徴
- 広い前室空間: 荷物やシューズを置ける前室があり、テント内部を広く使えます。外部からの湿気や汚れから荷物を守る役割も果たします。
- キャノピーポールの利用: 別売りのキャノピーポールを使えば、前室に大きな日よけや雨よけスペースを作れます。
- 簡単な設営: ポールポケット式で、テントインナーのフックをポールにかけるだけで簡単に設営できます。
利点
- 軽量でコンパクト: 軽量素材で作られており、持ち運びが楽です。バックパッキングにも最適です。
- プライバシーの確保: 一人用なので、他のキャンパーからの視線を気にせずリラックスできます。
このように、ソロテントは軽量さと設営の簡便さから、多くのアウトドア愛好者に支持されています。自分に合ったソロテントを選ぶことで、充実したキャンプ体験が楽しめます。
重量 | 3.8kg |
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設営方式 | 不明 |
展開時の幅 | 220cm |
フライ耐水圧 | 2377mm |
展開時の高さ | 110cm |
展開時の奥行 | 220cm |
収納時の幅 | 18cm |
収納時の奥行 | 43cm |
収納時の高さ | 17cm |
ウォール | ダブルウォール |
防水加工 |
3位
ビーズDOD | DOD ライダーズバイクインテント | T2-466
最安価格/27,800円
色/ブラック・タン
バイクと一緒に寝たいという夢を叶える
ワンタッチで寝室、バイク収納スペース、リビングスペースが完成するバイクツーリング用2ルームテントです。このテントは、バイクと一緒に寝たいという夢を叶える設計になっています。特に、バイクツーリング時の積載を考慮した58cmのコンパクト設計が特徴です。
特徴
- 簡単な設営: ワンタッチで設営できるため、初心者でも手軽に使用可能です。
- 広い前室空間: 荷物やシューズを置くスペースがあり、快適に過ごせます。
- バイク収納: バイクをテント内に収納できるため、安心して休むことができます。
このように、使い勝手の良い設計とコンパクトさを兼ね備えたこのテントは、バイクツーリング愛好者にとって理想的な選択肢です。
重量 | 約5.5kg |
---|---|
設営方式 | ワンタッチ式 |
展開時の幅 | 約215cm |
フライ耐水圧 | アウターテント:3000mm |
展開時の高さ | 約140cm |
展開時の奥行 | 約260cm |
収納時の幅 | 不明 |
収納時の奥行 | 不明 |
収納時の高さ | 不明 |
ウォール | ダブルウォール |
防水加工 | 不明 |
4位
カワセBUNDOK | BUNDOK ツーリングテント | BDK-18
最安価格/4,527円
前後どちらからでも出入りOK。靴や荷物を置くスペースもあり
前後どちらからでも出入りできる1〜2人対応のテントです。フライシートにはUV加工が施されており、紫外線から守るだけでなく、多少の雨もしのぐことができます。荷物や靴を置けるスペースも完備しており、便利です。
さらに、インナーテントには換気に優れたメッシュ素材が使用されているため、快適な空間を保ちながら通気性も確保されています。このテントは、ソロキャンプやカップルでの使用に最適な選択肢です。
重量 | 約2.3kg |
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設営方式 | 不明 |
展開時の幅 | 約210cm |
フライ耐水圧 | 1000mm |
展開時の高さ | 約110cm |
展開時の奥行 | 約210cm |
収納時の幅 | 不明 |
収納時の奥行 | 不明 |
収納時の高さ | 不明 |
ウォール | ダブルウォール |
防水加工 | 不明 |
5位
三金商事WINGEAR | ソロテント | WG-SLT01-BE
最安価格/9,169円
バイクに積載しやすい軽量・コンパクト仕様。ソロキャンプに
収納時幅44cm、重量約2.3kgの軽量・コンパクトサイズのソロテントです。従来のソロテントよりも天井が高く、コットを入れても頭上がぶつかりにくい設計になっています。インナーテントにはメッシュスクリーンが付いており、虫の侵入を防ぎながら通気性を確保します。
このテントは、快適な空間を提供しつつ、持ち運びやすさも兼ね備えています。特にソロキャンプやバックパッキングに最適な選択肢となるでしょう。
重量 | 約2.3kg |
---|---|
設営方式 | 自立式 |
展開時の幅 | 245cm |
フライ耐水圧 | 2000mm |
展開時の高さ | 114cm |
展開時の奥行 | 120cm |
収納時の幅 | 不明 |
収納時の奥行 | 不明 |
収納時の高さ | 不明 |
ウォール | ダブルウォール |
防水加工 | 不明 |
前室のないテントにはヘキサタープの併用がおすすめ
前室は靴や荷物を置くための便利な空間ですが、テントの種類によっては前室が作れなかったり狭かったりすることがあります。そんな時には、ヘキサタープを併用するのがおすすめです。タープを出入り口に設置することで、雨に濡れることなくテントに出入りでき、さらにタープの下に椅子などを置いて居住性を向上させることもできます。
ヘキサタープの利点
- 雨や日差しからの保護: タープがあれば、突然の雨や強い日差しから守られ、快適に過ごせます。
- 居住性の向上: タープの下に椅子を設置することで、リラックスできるスペースが増えます。
ぜひタープと組み合わせて、快適なキャンプ空間を作ってみてください。これにより、前室が狭いテントでも快適に過ごすことができます。
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